スーツのタックの種類|ワンタック・ツータックはおじさん認定!?
スーツを購入する際には、スラックスのサイズを意識することが大切です。ジャケットのシルエットが決まっていてもパンツのシルエットが合っておらず、全体のバランスが悪くなっているケースは非常に多いため注意しましょう。
多くの会社員が毎日着用するスーツは、サイズをしっかり見極めて選ぶことが重要です。そこで、タックパンツに関して、メリットや種類、印象や自分に適したパンツ選びのポイントを紹介します。
スーツのタック種類
見た目の印象を左右するタックの種類について、それぞれの特徴を見ていきましょう。
※わかりやすいように実際のスラックスの写真ではなく、Suit yaで図解されている画像を引用の元ご紹介いたします。
①ノータック
ノータックはタックがないパンツであり、裾幅が細いのでスマートな印象を与えられます。
スーツだけではなく、ジャケットスタイルにもマッチするでしょう。ノータックでゆったりとした印象を作れるウエストが低いデザインの物もあります。
②ワンタック
ワンタックは左右に1本ずつタックが入っており、スラックスの裾幅が一般的な太さです。
基本的にクラシカルなスーツに使用されているケースが多く、場面を選ばないことや上品な印象を与えられるシルエットだといえます。
体型が変化しやすい人や比較的がっちりとした体型の人に最適です。
(※クラシカルとは古典的・伝統的という意味を持ちます。)
③ツータック
ツータックは左右に2本ずつタックが入っています。
スラックスの裾幅はタック多いものほど太くなるため、ワンタックと比較すると幅に差があるため下半身が太い人に最適です。
近年はノータックがメジャーポピュラーになっており、ゆとりを持たせたい場合はツータックよりもワンタックを選ぶ傾向にあります。
ワンタック・ツータックはおじさん認定!?
女性から見るとたっぷりのワンタック・ツータックのパンツは、「年配の人が着用しているというイメージがあり、格好良く着こなせていない」という印象を持つ女性が多いといえます。
タック入りのパンツは、そもそもクラシカルなアイテムのため、タックが入ったスラックスを着用する場合は、スーツの上着を着こなす必要があります。(※クラシカルとは古典的・伝統的という意味を持ちます。)
タックの入ったスーツはウエストで履いたうえでジャケットを着てみると、股上はスーツの上着で隠せているので太もも部分が立体的に見えることが特徴です。
タック入りのパンツはゆとりがあるため、単品で履くと軽さがありませんが、ジャケットと合わせることで裾部分とのバランスが良く、立体的かつ表情豊かなスーツスタイルになります。
ウエストが緩く品質も良いとはいえないスーツにタックが入っている場合は、単純に年配の男性の体型に適したスーツに作っているだけの商品です。
まとめ
リーズナブルなスーツにタックが入っている場合、単純に様々な体型の人に合わせられるように作られているだけだといえます。
そのため、リーズナブルな価格で購入するスーツはノータックの物を購入した方が「おじさんくさい」という印象を与えず、スタイリッシュに着こなせるでしょう。