スーツ 毛羽立ちは寿命のサイン!?予防方法と直し方

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スーツの見た目に大きく影響する毛羽立ちは、自宅にある家電やお手入れアイテムを使って対処することが可能です。

しかし、毛羽立ちを直したとしても、原因が分かっていなければ再度スーツの繊維に負担をかけてしまう場合もあるでしょう。

今回はスーツが毛羽立つ原因と対処法、買い替える必要があるのかについて解説します。

目次

スーツが毛羽立つ理由

画像引用:CLOTHO

スーツが毛羽立つ理由の多くは摩擦が原因です。

スーツを着ている際に生地が擦れるため、繊維が逆立つことが原因です。

何度も擦れ繊維の逆立ちが目立つようになると、繊維が絡んで毛玉になる可能性もあります。

量販店で購入できるスーツはポリエステルやアクリルといった合成繊維を使っています。

摩擦によって繊維が逆立ちやすい合成繊維を使用しているスーツの場合、毛羽立ちが目立つ傾向にあります。

スーツの毛羽立ちは寿命?

スーツが毛羽立ったからといって、必ずスーツが寿命を迎えたとは言い切れません。

一般的にスーツの寿命は3~5年程度とされています。

スーツを着る環境や頻度、メンテナンスをしているか、素材やオーダーメイド品か既製品かなど、様々な要素によってスーツの寿命は異なることが特徴です。

短ければ半年程度、長ければ10年程度着用できるケースもあるでしょう。

スーツの寿命を迎えたサインとしては、一部がテカったりシワが直せなくなったりといったことが挙げられます。

そのため、毛羽立ち=寿命であるとは言い切れないのです。

スーツの毛羽立ちを防ぐためには?

スーツが毛羽立たないようにするためには、毎日メンテナンスをすることが大切です。

自宅で洗濯する場合はネットと柔軟剤を使う

洗濯の際に少し工夫をするだけでも毛羽立ちを予防できます。

自宅でクリーニングできるスーツを着用している場合、可能な限り摩擦が起こらないようにするために、必ず洗濯ネットを使用することがポイントです。

さらに柔軟剤を入れることによって静電気を防止でき、摩擦を軽減することにつながります。

Suit Hub編集部

洗濯ネットも柔軟剤も500円程度で購入できますので、スーツの毛羽立ちを防ぐためにしっかりと使用しましょう。

毎日同じスーツを着用しない

スーツの毛羽立ちを防ぐ一番シンプルな方法がスーツを毎日着まわすということです。

毎日同じスーツを着用することで、摩擦が起こり静電気によってスーツが毛羽立った状態になりやすいです。

さらに毛羽立ったまま着用していると毛玉に発展する可能性もあります。

利用した後のスーツにはブラッシングをして、1日程度置かせることが重要です。そのため、スーツは1着ではなく数着保有して着回ましょう。

スーツが毛羽立ってしまった時の直し方

スーツが毛羽立っている場合でも様々な対処方法があります。

最も手軽な方法は使用していない歯ブラシを使って力を入れずに擦って繊維が浮き出た部分を取り除いたり、マジックテープでスーツを優しく擦るといった方法も挙げられます。

他にもスーツを上下左右に引っ張る方法が挙げられます。

毛羽立ちが目立っていない場合には、上下左右に引っ張るだけでも簡単に対処できます。

毛羽立ちが起こっている周辺を、力を入れずに引っ張るだけで毛羽立った部分がスーツの中に戻ります。

ただし、細かい糸の先を引っ張って対処することは厳禁です。糸を引っ張っても、糸が切れるのではなく糸が出てしまうため、生地が弱くなったり最悪の場合は穴が開いたりするケースもあります。

ひどい毛羽立ちにはスチーム

上下左右に引っ張っても直せないような毛羽立ちは、アイロンのスチームを使って対処する方法が有効です。

最初に布切りバサミで毛羽立ちが目立つ部分の糸の先を切り、毛羽立っている部分をアイロン台に置きます。一箇所5秒程度を目安に、スーツからおよそ10CM程度離してアイロンのスチームを当てましょう。

さらに、アイロンの温度は衣類のスーツの洗濯表示をチェックしてから調整することが大切です。最後に、同じ方向に向かってブラッシングをして、毛足をスーツの布地を整えます。

まとめ

日頃スーツを着用している際にカバンと擦れていたり、自転車で通勤をしていたり仕事中に椅子に座っている際に摩擦が起こっていたりと、毛羽立つ原因となります。

毛羽立ってしまう原因を解消するためにクッションを利用したりリュックや肩掛けカバンを使用している場合には手持ちカバンに変えたりといった工夫も必要です。

スーツを可能な限り長期間使用するためには、使い方を見直す必要もあるでしょう。

毛羽立ちを直すためには様々な方法がありますが、スーツの生地を劣化させる可能性もあるため十分に注意しながら行いましょう。

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