オーダーメイドスーツの値段と納期は?公式データで選び方を解説

オーダーメイドスーツの価格表を開くと、同じ1着でも選ぶ生地によって金額が何倍も変わります。2026年10月10日時点で各社の公式サイトに価格が載っている生地だけでも、20,900〜217,800円(税込表記の生地)の幅があります。
幅が出る理由は、フルオーダー・イージーオーダー・パターンオーダーという別の仕立て方式が、同じ「オーダー」という言葉でまとめられているためです。
仕立ての納期や採寸の方法も店ごとに違います。
本記事では、仕立て方式の違い・公式サイトに載っている生地の数と価格の幅・納期の逆算・採寸の方法を解説します。

SUIT HUB編集部
着こなしや手入れ、ネクタイをはじめとする小物選び、下取りやクリーニングまで、スーツにまつわる疑問を確認済みの情報だけで解説。記事には情報の確認時点を明記し、定期的に更新しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
オーダーメイドスーツと既製スーツの違いは、仕立て方式の3タイプ
オーダーメイドスーツは、注文を受けてから縫い上げるスーツをまとめて指す呼び方で、各店の公式サイトでは仕立て方式の名前で区別されています。
2026年10月時点の各社の公式サイトの表記では、麻布テーラーが「パターンオーダー」、FABRIC TOKYOが「イージーオーダー」、オーダースーツSADAが「フルオーダー」、DIFFERENCEが「カスタムオーダー」、ビッグヴィジョンが「イージーオーダー」と書かれています。
変えられる範囲が、方式ごとに違う
パターンオーダーは、店にある見本のスーツ(ゲージ服)を実際に着て、袖丈やウエストを決められた範囲で補正する方式です。
イージーオーダーになると既存の型紙そのものを部分的に作り変えるので、補正できる箇所が広がります。
フルオーダーは採寸した寸法から型紙を起こす方式で、工程が増えるぶん仕立ての納期も長くなります。
既製のスーツと違うのは寸法だけではありません。
生地・裏地・ボタン・ラペル(下襟)の形などを注文時に選ぶので、同じ予算でも何を選ぶかで最終的な金額が動きます。
既製のスーツと値段を比べたいときは、スーツ量販店はどこがいい?8社の価格・品揃え徹底比較で、量販店の公式通販に載っているスーツの価格を解説しています。
同じ名前でも中身が同じとは限らない
方式の呼び名は店が決めているため、名前だけでは補正できる範囲まで分かりません。
Suit Yaの公式サイトには「イージーオーダー(わたしたちについて)/セミフルオーダー(利用規約)」という2つの表記があり、銀座山形屋は「スタンダード(イージーオーダー相当)/カスタム/ロイヤルカスタム」という3つのグレードに分かれています。
KASHIYAMAのように、仕立て方式の呼び名を公式サイトに書いていない店もあります(2026年10月時点で「記載なし」)。
注文の前に確かめたいのは方式の名前ではなく、肩幅や着丈をどこまで直せるのかという具体的な範囲です。
オーダーメイドスーツの値段を決めるのは生地と仕立てのオプション
オーダーメイドスーツの価格は、公式サイトに載っている最低価格に、選んだ生地の差額とオプションの料金が積み上がる形で決まります。2026年10月時点の各社の公式サイトの表記は次のとおりです。
| 店 | 1着の最低価格(公式表記) | 2着以上の価格 | 仕立ての納期 |
|---|---|---|---|
| オーダースーツSADA | 27,280円(税込)〜 | 「初回&同時購入なら何着でも特別価格」(※一部対象外) | 約1ヶ月 |
| 銀座山形屋 | 44,000円(税込)〜 | 記載なし | モデルページ: スタンダード約2週間/カスタム約2〜3週間/ロイヤルカスタム約4週間半。FAQ: スタンダード・カスタム約3〜4週間/ロイヤルカスタム約5〜6週間 |
| 麻布テーラー | 49,500円〜(税込/税抜の表記なし) | 記載なし | 約4週間 |
| グローバルスタイル | 38,000円(税込41,800円)〜 | コンビ価格: 2点以上購入で1点あたり24,000円(税込26,400円)〜 | 約3〜4週間 |
| FABRIC TOKYO | 39,900〜(税込/税抜の表記なし) | 記載なし | 約4週間 |
| KASHIYAMA | 33,000円(税込)〜 | ペア割: 2着同時購入で本体価格から20%OFF(2着48,000円・税込52,800円から) | 通常最短1週間から(時期により延びる場合あり) |
| Suit Ya | 29,800円(税込)〜 | 記載なし | 注文完了から発送まで30日間(ご注文の流れ)/入金確認後1ヶ月ほど・時期によりプラス1週間(特商法表記) |
| DIFFERENCE | ¥38,000〜(¥41,800 tax in〜) | 2着で¥56,000〜(¥61,600 tax in〜)、1着あたり¥28,000〜(¥30,800 tax in〜) | 3週間前後 |
| ビッグヴィジョン | 29,700円(税込) | 記載なし | 約3週間(お買い物ガイド・FAQ)/約4週間後(店舗でのご購入手順) |
| Re.muse | 160,000~ +TAX(税抜) | 記載なし | 約2ヶ月~ |
| HANABISHI | 52,800円(税込)〜 | 記載なし | 約6〜7週間 |
最低価格はどれも「〜から」の表記で、特定の生地と仕様を選んだときの金額です。
グローバルスタイル・DIFFERENCE・KASHIYAMAは2着以上の価格を、オーダースーツSADAは2着以上の条件を公式サイトに載せており、ほかの店は記載がありません。
2着目の価格設定がある店では、1着だけ作るか2着まとめて作るかで1着あたりの金額が変わるので、必要な着数を先に決めてから価格表を見ると比べやすくなります。
見積もりで上がりやすいのは、裏地の総裏仕立て、本切羽(ほんせっぱ/袖口のボタンが開く仕様)、パンツの2本目といった追加の仕様です。公式サイトにオプションの料金表がない場合は、注文前に合計の見積もりを出してもらってください。
公式サイトに価格が載っているオーダースーツの生地の数と価格の幅
生地の選択肢がどれくらいあるかは、公式サイトに価格が載っている生地の数で比べられます。2026年10月10日時点で各社の公式サイトに載っているメンズのオーダースーツは、8社の合計で2,939種です。
| 店 | 公式サイトに載っている数 |
|---|---|
| オーダースーツSADA | 15種 |
| HANABISHI | 241種 |
| SUIT YA | 288種 |
| KASHIYAMA | 483種 |
| グローバルスタイル | 733種 |
| DIFFERENCE | 21種 |
| BIG VISION | 539種 |
| FABRIC TOKYO | 619種 |
価格の幅は20,900〜217,800円(税込表記の生地)です。生地ごとの価格はオーダースーツの生地と値段の一覧で解説しています。
ここで数えているのは価格が公開されている生地なので、店が扱う生地の総数とは別の数字です。
グローバルスタイルは公式サイトに「約5,000種類」、麻布テーラーは「常時約3000種類」、Re.museは「12,000種類以上」と書いており、店頭には価格表に出ていない反物もあります。
来店前に候補を絞りたいときは公開されている生地、現物を見て決めたいときは店頭の反物という使い分けになります。
スーツの生地で見るのは混率と季節
生地選びで着心地と手入れを左右するのは、ウールの混率と織りの厚みです。
ウール100%は見た目が落ち着きますが、シワが気になるならポリエステル混でストレッチの表記があるものを候補に入れてください。
ウォッシャブルの表記がある生地でも家で自由に洗えるわけではなく、洗濯ネットや弱水流、陰干しといった洗濯表示の条件を守る必要があります。
季節も先に決めておくと生地が絞れます。
通年で着るなら中肉の無地、夏だけ着るなら薄手で織りの粗いもの、というように用途から入ると、同じ価格帯でも選ぶ基準がはっきりします。
生地ブランドごとの違いはオーダースーツの生地ブランドを比較|ゼニア・ロロピアーナ等2179種で解説しています。
シャツも同じ店で作れるので、スーツと襟型や色を合わせたい場合はオーダーシャツの値段を比較|専門店7社の生地2069種で各社の価格を解説しています。
オーダーメイドスーツの納期は、着る日から逆算して決める
仕立ての納期は、公式サイトに書かれている日数がそのまま待ち時間になります。
2026年10月時点の表記では、KASHIYAMAが「通常最短1週間から(時期により延びる場合あり)」、オーダースーツSADAが「約1ヶ月」、DIFFERENCEが「3週間前後」、HANABISHIが「約6〜7週間」、Re.museが「約2ヶ月~」です。
銀座山形屋のように、グレードやページで日数の表記が分かれる店もあります。
ネットで注文する店は、発送までの日数で書かれている点に注意してください。
Suit Yaの表記は「注文完了から発送まで30日間(ご注文の流れ)/入金確認後1ヶ月ほど・時期によりプラス1週間(特商法表記)」で、配送にかかる日数と、届いてからサイズを直す場合の往復が別に積み上がります。
式や面接の日が決まっているなら、公式サイトの日数に直しの時間を足した日数で、着る日から逆算して注文してください。
急ぎの仕立てがある店と、料金が書かれていない店
日数を縮める仕組みを用意している店もあります。
FABRIC TOKYOは「あり:EXPRESS PASS(有料・一部対象商品・1日の注文数に上限)。料金の記載なし」、DIFFERENCEは「あり:納期短縮サービス(通常より約1週間〜10日早い)。料金の記載なし」、HANABISHIは「あり:HANABISHI Speed Order(最短1週間)。料金の記載なし」、グローバルスタイルは「あり:スピード仕上げフェア 最短2週間(着数限定・一部デザイン/生地限定・店頭お渡し限定)」、Suit Yaは「あり:エクスプレス便(2026-10-02時点の表示 17日)。料金の記載なし」という表記です。
オーダースーツSADAとRe.museは追加料金がかかると明示しているので、金額は各店の公式サイトで確かめてください。
麻布テーラーとKASHIYAMAとビッグヴィジョンは急ぎの仕立てについての記載がなく、対応できるかどうかは問い合わせが必要です。
採寸は来店・ネット・アプリの3タイプ|初回だけ来店が要る店舗もある
スーツの採寸の方法は、通える範囲に店舗があるかどうかで選べる店が変わります。
麻布テーラーは「来店のみ」、銀座山形屋は「来店/出張」、Re.museは「来店(予約制)」で、店で体を測って注文します。
DIFFERENCEは「来店(テイラー採寸)/アプリ(AI画像採寸「D MEASURE」)/オンラインご案内(Zoom)」という3つの方法を用意しています。
初回は来店、2着目からオンラインという形
グローバルスタイルは「来店(初回は来店のみ)/2回目以降はオンラインオーダー可」、KASHIYAMAは「来店(初回は店舗で採寸)/2着目からスマホ(オンラインオーダー)/法人向け出張採寸会」、ビッグヴィジョンは「来店(店舗での採寸が必要)/採寸済みなら2回目以降WEB注文可/出張採寸(10着以上)」、HANABISHIは「来店/オンラインショップ(2着目以降・過去の採寸データ)」という案内です。
最初の1着だけ店舗で測り、そこで登録した寸法を使って2着目以降は画面で注文する流れになるので、1着目をどの店で作るかがその後の注文先にも関わります。
ネットだけで完結する採寸
店舗に行かずに注文したい場合は、Suit Yaの「ネットのみ:自己オート採寸/お気に入りを採寸/採寸代行(郵送)/既製サイズから選ぶ/他社オーダーから採寸」、オーダースーツSADAの「来店/訪問採寸/ネットショップ(前回データ・自己寸法指定・サンプルスーツ送付)」、FABRIC TOKYOの「来店(店舗でサイズ登録・無料)/自分で採寸」という方法があります。
自分で測る方式では、メジャーの通し方で寸法がずれることがあるため、手持ちのスーツの実寸を送る方法や採寸を代行してもらう方法のほうが、寸法のずれる要素は少なくなります。
仕立て後のサイズ直しは、無料の期間も直せる箇所も違う
オーダーメイドスーツは、仕上がってから着て初めて気づく窮屈さがあります。お直しの保証の条件は公式サイトに書かれていて、2026年10月時点ではオーダースーツSADAが「仕立て後1ヶ月以内のサイズ調整無料/ウエスト±3cmまで3年間無料/全額返金保証(お渡し後1ヶ月以内・返却が条件)」、
KASHIYAMAが「お届けから30日間は満足いくまで調整/購入から365日間は体型変化によるウエストのお直し無料」、DIFFERENCEが「購入後1年間は無料でサイズの再調整(縫い代の範囲内)」、
麻布テーラーが「仕上がり品の微調整は注文日から6ヶ月間無料」、FABRIC TOKYOが「お届けから50日以内(リーダーステージ以上は100日以内)、無料でお直し・お作り直し1回まで」という表記です。
体型が変わったあとの直しを別に定めている店もあり、HANABISHIは「購入から1年以内、ボトムスのウエスト±3cm以内のサイズ微調整は無料」としています。
一方で、ビッグヴィジョンは「初回オーダーはお納め時に希望があれば微調整。その後のサイズ変更は有料」、Re.museは「お直しは有料(「お直し代金は頂く形」)。保証の記載なし」、銀座山形屋は「自社製品・他社製品のサイズ直しを受付(デザイン変更のリフォームは不可)。無料期間・保証の記載なし」という案内です。
無料の期間が切れたあとの料金はどの店も公開していないので、直す箇所と生地を伝えて見積もりを取ってください。
なお、どの店の直しも縫い代(ぬいしろ)の範囲でしかできません。
肩幅のように詰めしろの少ない箇所は後から大きく変えられないので、仮合わせや受け取りの場でその場で確認しておくほうが直せる余地が残ります。
店ごとの価格・納期・採寸の方法をまとめて見比べたいときは、オーダースーツ専門店の価格と納期の一覧で解説しています。
レディースのオーダーメイドスーツは、生地の数がメンズと違う店がある
レディースの取り扱いは、ここで挙げた店すべてにあります。
ただし選べる生地の数はメンズと同じとは限らず、2026年10月時点で公式サイトに価格が載っている数は、グローバルスタイルがメンズ733種に対してレディース411種、FABRIC TOKYOがメンズ619種に対してレディース279種、ビッグヴィジョンがメンズ539種に対してレディース425種です。
オーダースーツSADAとSuit YaとDIFFERENCEは、メンズとレディースで同じ数が載っています。
価格の幅も男女で同じではなく、グローバルスタイルのレディーススーツは20,900円〜145,200円(税込)、ビッグヴィジョンのレディーススーツは33,880円〜217,800円(税込)という表記です。
スカートとパンツのどちらを作るか、ジャケットと2点で注文するかによって価格表の見方も変わるため、商品ページの価格が何点分なのかを確かめてください。
生地ごとの価格はレディースのオーダースーツの生地と値段で解説しています。
よくある質問
オーダーメイドスーツは予算を抑えて作れますか?
2026年10月10日時点で各社の公式サイトに価格が載っているメンズのオーダースーツは20,900〜217,800円(税込表記の生地)の幅があり、下限に近い生地を選べば総額を抑えられます。
ただし公式サイトの最低価格は特定の生地と仕様のときの金額なので、生地を変えたり仕様を足したりすれば上がります。
表示が上下2点の価格かジャケット単体の価格かも店ごとに違うため、注文前に合計で見積もりを取ってください。
オーダーメイドスーツの仮縫いとは何ですか?
仮縫い(かりぬい)は、裁断した生地を仮に縫い合わせた状態で一度着て、体に合わせて修正する工程です。
型紙から起こすフルオーダーで行われる工程で、仮合わせの回数が増えるほど仕上がりまでの日数も延びます。
実施するかどうかと回数は店とグレードで違うので、注文前に確認してください。
採寸には何を着ていけばいいですか?
パンツの丈は靴のヒールの高さで決まるため、そのスーツに合わせる予定の革靴で来店してください。
シャツの袖口から見える長さを決めるので、普段着ているシャツを着ていくと基準がそろいます。
すでに持っているスーツで直したい箇所があるなら、そのスーツを持参すると寸法の指定が具体的になります。
通える範囲にオーダーメイドスーツの店はありますか?
店舗の数は公式サイトに書かれていて、2026年10月時点ではKASHIYAMAが「99店舗」、DIFFERENCEが「64店舗」、オーダースーツSADAが「47店舗」、Re.museが「2店舗」です。
通える範囲に店舗があるかは各店の店舗一覧で確かめてください。
Suit Yaは「店舗なし」で、採寸から注文までネットで完結します。
初めてのオーダースーツ。失敗したくないならSADAがおすすめ
オーダースーツSADAをおすすめする理由は5つ
老若男女問わず、フィット感抜群のスーツをバシっと決めたい方はぜひオーダースーツSADAに気軽に行ってみてください!
まとめ
オーダーメイドスーツ選びで先に決まるのは、着る日までに何日あるかと、来店できるかどうかの2つです。
そのうえで公式サイトの最低価格ではなく、選びたい生地の価格とオプションを足した合計で比べると、店ごとの金額の差が見えます。
仕上がってからのサイズ直しの条件は無料の期間も直せる箇所も違うので、注文前に確かめておく項目に入れてください。
ぜひ本記事の価格と納期の表、生地の数の一覧を参考に、気になる店の公式サイトで条件を確かめてください。



